チャンピックスとうつの関係

近年では我が国日本においても禁煙運動が盛んになっており、屋外では喫煙場所もどんどんと制限されていたり、テレビコマーシャルなどでは繰り返しタバコの害、そして副流煙の危険性についても声高に叫ばれており、喫煙者にとっては非常に住みにくい世の中となってきました。
タバコにかかる税率も軒並み上がっており、今では一箱約五百円という高値で、この不景気の時代においては、とても贅沢な嗜好品と言わざるを得ない状況となってきています。
そしてこの傾向は今後も加速されることは周知の事実で、日本においても諸外国並みにタバコ一箱千円という時代が来るのも、そう遠くはないことだと予測されているようです。
そんな中、最近では医療機関でも禁煙外来なるものが設立され、医師の指導の下、禁煙を成功させようという取り組みがなされており、保険は適用されませんが、禁煙治療が受けられるようになっています。
禁煙治療薬としても広く知られているチャンピックスは、十二週間、約三か月服用し徐々にニコチンを絶ちきっていきます。
この治療は、必ず定期的に通院し、医師の診察を受けながら進めていくことが大切で、自己判断で通院しなくなると、ほとんどの方が早期に禁煙失敗という結果に陥っているようです。
チャンピックスを服用するに当たっては、注意事項もいくつかあり、妊娠中や授乳中の女性や、腎臓疾患がある方、薬でアレルギーが出やすい方、未成年、そして精神疾患を持つ方は服用できない場合があります。
禁煙中は、チャンピックスなどの医薬品を服用するしないにかかわらず、精神的な様々な症状が現れやすいといわれており、気分が落ち込んだり、焦りを感じたり、不安感、死んでしまいたいと感じるといった事例が報告されています。
また、もともとうつのような症状がある方の場合は、精神的な不具合がさらに強まる傾向もあり、精神疾患を悪化させてしまうことにもつながります。
チャンピックスを服用中に、もしもこのような症状が現れた場合は、即刻服用を中止し、主治医に相談することが望ましいといわれています。
禁煙は、ニコチン依存を絶ちきると同時に、タバコを吸うという行為自体に対する依存をも絶ち切らなければならないもので、起床後、食後、お酒の席でと日常的に習慣として行ってきた喫煙行為を制限しなければならなくなるので、精神的なストレスとの戦いが必至です。
そういったストレスを少しでも軽減させることが出来るのが、チャンピックスなどの治療薬の働きなので、服用中は体調にしっかりと注意をし、医師に相談しながら進めていきましょう。